「イワテ・イズ・ザ・ハート・オブ・ジャパン」と「イーハトーブ・チルドレン」 IWATE is the Heart of JAPAN and IHATOV CHILDREN

 

「イワテ・イズ・ザ・ハート・オブ・ジャパン」という言葉は、私がここ20数年使用している標語だ。直訳すると「岩手は日本の心(ハート・精神)だ」となる。

人体を日本地図になぞらえると、頭は北海道、岩手は丁度心臓(ハート)に位置する。そして、この「イワテ・イズ・ザ・ハート・オブ・ジャパン」を短縮して読むと「イーハトーブ・ジャパン」となる。

「イワテ・イズ・ザ・ハート・オブ・ジャパン」は「イーハトーブ」の語源である。

甚だ強引な解釈だが本当らしいと云えば本当らしい。

 

 20数年前、当時私が関わっていた仙台の某・障害者支援施設が障害をテーマとした文学賞を設けていて、その審査員の一人に天沢退二郎さんがいた。天沢さんと言えば、当時それほど宮沢賢治に詳しくない私でも知る人ぞ知る「宮沢賢治研究」の第一人者だ。その天沢さんに臆面もなく尋ねた。「イワテ・イズ・ザ・ハート・オブ・ジャパン」という言葉が「イーハトーブ」の語源だと言っている人がいるのですが? 即答は、「そんな話は聞いたこともない」だった。

 実をいうとこの「イワテ・イズ・ザ・ハート・オブ・ジャパン」という言葉の解釈について私に教えてくれたのはMという知人だった。数年後このことを本人に質したところ、そんな話をした覚えがないとの答えだった。以来、この言葉は私が天から授かった言葉として使用している。

 数年前、「イワテ・イズ・ザ・ハート・オブ・ジャパン」は岩手県のキャッチコピーに最適と思い、県の「提言箱」?を通じ提言したものの何の反応もなかった。残念。

「イワテ・イズ・ザ・ハート・オブ・ジャパン」という言葉は、私のキャッチコピーとして様々な場面でこれからも使っていきたい。

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 その後に生まれた言葉が「イーハトーブ・チルドレン」だ。

ちょうど大谷翔平クンが大リーグに行った頃だったと思う。何せすごい! 岩手から大リーガーが生まれた。私の青春時代の岩手といえば、有名人は他県と比べて少ないし、何事も全国的にイメージが低く、日本のチベットなどともいわれた。知らずと劣等感を感じたとしても仕方がなかった。その岩手がすごいことになってきた。続く菊池雄星、ちょっと先輩には楽天・銀次もいる。ボクシング界の八重樫は黒沢尻工業出だ。これからが期待されるロッテの佐々木朗希もいる。とにかく岩手の子どもたちがすごい! この子たちを「イーハトーブ・チルドレン」と呼ぼう!

 

 もうずいぶん前の話だが、「先進国がトップを争いし、急ぐがゆえに行く先見えず空回りしているうちに、亀のようにゆっくりと歩んできたアイルランドの精神文化がいつの間にかトップを歩んでいた。」と言った人がいる。「一周遅れのトップランナー」という言葉があるが、蝦夷や藤原一族が築いた独特の文化が何かを生み出しているのかもしれない。「イワテ・イズ・ザ・ハート・オブ・ジャパン」なのだ。

 

 余談だが、大谷クンとホームラン争いをしているゲレーロ.Jr.  は、カナダ・トロントブルージェイズの選手だが、そのトロントにも「大谷翔平ファンクラブ」があるそうだ。なんでもコロナ禍が明けたら大谷という人間を育んだ地にみんなで行ってみたい。「奥州参り」をしたいと話しているそうだ。

 

           茄子知人商会(Eggplant friends company) ささきたかお